欲しかったプレゼントをもらって小躍りしたり、思い通りのプレゼントじゃなくて悔しがったり、美味しいケーキで家族と過ごすほのぼのしたクリスマス、カップルで過ごすうるうるのクリスマス、年末の仕事でクリスマスどころじゃないクリスマス・・・。
クリスマスにはいろいろな思い出が詰まっています。
そんないろんな思い出とつながるクリスマスソングを集めてみました。
懐かしい曲を聴いて過去を思い出すことは回想療法にもなるそう。
是非、愛する人とともにお楽しみください。
「ワンダフル・クリスマスタイム/ ポール・マッカートニー / 1979年」
ウイングス解散直前、ポール・マッカートニーがソロ名義でリリースした彼には珍しいテクノ・ポップ調の作品。クリスマスソングと言えばビートルズの元メンバーのジョン・レノンのものが有名だが、ジョンの曲とは一線を画す作風となっている。
「すてきなホリデイ / 竹内まりや / 2000年」
2000年からケンタッキー・フライド・チキンのクリスマスのテーマソングとして使われている。タイトルでピンと来なくとも「クリスマスが今年もやってくる」の曲だと言えば伝わるはず。
「恋人がサンタクロース / 松任谷由実 / 1980年」
映画「私をスキーに連れてって」の挿入歌であり、当時は全国のスキー場で始終流され続けていた。当初はアルバムの中の一曲でしかなく、シングルカットも一度もされたことがないが、ファンからの熱烈な人気によってベストアルバムには必ず選ばれている。
「恋人たちのクリスマス / マライア・キャリー / 1994年」
「クリスマスに欲しいのはあなただけ」という意味の原題を持つこの曲は当時キャリア絶頂期を迎えていたキャリー最大のヒット曲であり、ホリデー・アルバムを出すのは落ち目のミュージシャンがやることだという常識を覆した名曲。日本ではドラマ主題歌として大ヒットした。
「クリスマス・イブ / 山下達郎 / 1983年」
もはや説明不要の日本のクリスマスソングを代表する一曲。この曲もまたJR東海のCMソングとして起用されるまでは「恋人がサンタクロース」と同様にアルバムの中の一曲でしかなかった。「日本のシングルチャートに連続でチャートインした最多年数の曲」というギネス記録を保有している。
「ラスト・クリスマス / ワム! / 1984年」
ワム!名義ではあるが、実際には打ち込みでジョージ・マイケルが単独で録音した。山下達郎の「クリスマス・イブ」とは奇しくも「失恋」というテーマが共通しており、にもかかわらずクリスマスの時期には盛んに流されることも同じである。
「ハッピー・クリスマス (戦争は終った) / ジョン・レノン / 1971年」
リリースがクリスマスの一か月前だったために大ヒットとはならなかったが、ジョンとヨーコの最も幸福な瞬間だったと思われる。反戦歌であるがメッセージが音楽に自然に溶け込み完成度の高い一曲となっている。プロデューサーはお馴染みフィル・スペクター。
「リトル・セイント・ニック / ビーチボーイズ / 1964年」
「ザ・ビーチ・ボーイズ・クリスマス・アルバム」からの一曲。クリスマスソングらしくベルや鈴の音が入っているが、よく聞いてみると骨子がロックンロールであることが分かる。このアルバムでのオーケストラとのレコーディング体験がブライアン・ウィルソンに「ペット・サウンズ」へのインスピレーションを与えたといわれる。
「ホワイト・クリスマス / ビング・クロスビー / 1942年」
シングルとして5000万枚を売り上げ世界最高と言われている。意外にもこの曲を作曲したアーヴィング・バーリンはクリスマスの習慣がないユダヤ教徒であり、彼は「一人のアメリカ人として作った」と答えている。1942年にオリジナルの録音がされたが、マスターが消耗してしまったため1947年に再録音がなされている。
「ソウルフル・クリスマス/ ジェームス・ブラウン / 1968年」
アメリカにおいてクリスマスの時期にミュージシャンがクリスマスアルバムを作ることは珍しいことではないが、全曲オリジナルで攻めるジェームス・ブラウンの様な存在は珍しいことだろう。クリスマスと名はついているが中身は全盛期JBのバックを支えたザ・フェイマス・フレイムスのグルーヴが強烈なファンキーソウルである。普通のクリスマスソングに飽きたら聴いてみるのも良いかもしれない。