RADIO BERRYで平日放送中の「ミュージックメモリー 〜音楽のSDGs」担当のケンです。
今日ご紹介するのは竹内まりや「輝くスターリー・ナイト」
1978年11月25日に発売された竹内まりやの1stアルバム「BEGINNING」に収録されたこの曲はどことなくBeach Boysの「Surfer Girl」を思わせる名曲です。
この曲は細野晴臣作曲、高橋ユキヒロ作詞ですが、この二人といえば思い出すのはYellow Magic Orchestra。
当時の日本は雑誌「ポパイ」に影響を受けたサーフィンブームの真っ只中。
カリフォルニアのアメリカンなライフスタイルにあこがれた若者たちはサーフィンができる砂浜に押し寄せ、千葉の湘南はサーファーと呼ばれる人たちでいっぱいに。
竹内まりや「BEGINNING」と同じ日に発売されたYMOの1stアルバムに「Cosmic Surfin’」という曲が収録されているのはこういう流れがあってのことなのですが、今となっては東洋風ディスコがコンセプトのアルバムになぜ突然サーフィンなのかと思われてもおかしくはありませんね。
「輝くスターリー・ナイト」が作られたとき、当時のサーフィンブームから
サーフィン→カリフォルニア→ビーチボーイズ
という連想があったかは定かではありませんが、YMOと同時にビーチボーイズ風のバラードを作っていたことは面白いですね。
その後、日本でのサーフィンブームは、翌1979年に伝説のサーフィン映画「ビッグウェンズデー」が日本公開されたことでより「ビッグな波」に乗ることになるのでした。
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