RADIO BERRYで放送中の「ミュージックメモリー 〜音楽のSDGs」担当のケンです。
今日ご紹介するのはDavid Bowie「Let’s Dance」です。
当時日本でも大ヒットし、国内売り上げではデヴィッド・ボウイでもっとも売れたシングルとなっている「Let’s Dance」はそれまでの彼のスタンスを激変させた一曲でもありました。
彼の最初のヒットとなった「Space Oddity」では当時世界的に注目されていたアポロ計画にヒントを得たストーリー仕立てになっていました。この曲に宇宙飛行士として登場するトム少佐はその後のボウイの作品にたびたび登場することになります。
デビューから創造性を爆発させていたボウイはその後、ジギー・スターダストなどの架空のロックスターを名乗り、ロックファンで知らない人はいないというぐらいのカルトスターとして名声を集めていきました。
この「Let’s Dance」が発表されたのは1983年、架空の人物を名乗ることをやめたこの曲はディスコ全盛の時代だったこともあり世界的に大ヒット。
さらに映画俳優としてのキャリアを本格的にスタートさせ、戦場のメリークリスマスでは坂本龍一演じるヨノイ大佐と奇妙な交流をするセリアズ陸軍少佐を演じ、国内外から賞賛を浴びました。
それまで架空のスターを演じてきた彼がついに「デヴィッド・ボウイ」として本当のスターになった時でした。
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