
1941年12月19日、アメリカはテネシー州メンフィスにリーダーであるモーリス・ホワイトが生まれる。
1966年、ピアニストのラムゼイ・ルイスのバンドにドラマーとして加入する。
1969年、バンドを辞め、自身のバンド「ソルティ・ペパーズ」を結成。その後、1970年に改名し「アース・ウインド・アンド・ファイアー」が誕生した。
ワーナーブラザーズより2枚のアルバムを発表。ジャズとファンクの融合を目指したストリート感覚のファンクであったが、売り上げは芳しくなくコロムビア・レコードに移籍。
1973年、アルバム「ヘッド・トゥ・ザ・スカイ」を発表。ゴールド・ディスクを獲得する。
1975年、「シャイニング・スター」がヒット。人気が急上昇する。
その後も「ゲッタウェイ」、「セプテンバー」、「ブギー・ワンダー・ランド」など大ヒットを連発。全盛期を迎える。
しかし、ディスコやAORへの傾倒ぶりに一部のファンから失望の声が上がり始め、2枚組となった意欲作「フェイセス」(1980)は好意的には受け取られなかった。
これを取り戻すべく1981年「レイズ」を発表。「レッツ・グルーヴ」などのヒット曲を生み出したが、これが「アース・ウインド・アンド・ファイアー」としての最後の輝きとなる。
1983年の「エレクトリック・ユニヴァース」ではトレードマークであったホーンセクションは消え、シンセサイザーを駆使した作品になった。
その後、断続的にライブやリリースを重ねていたが、リーダーのモーリスがパーキンソン病であることが判明。ステージ活動から撤退してしまう。
2013年、「ナウ・ゼン・フォーエヴァー」を発表。原点回帰を目指した作品であった。
そして2016年2月3日、モーリス・ホワイト死去。第58回グラミー賞特別功労賞生涯業績賞を受賞した。
「ブギー・ワンダー・ランド」
エモーションズのコーラスも印象的な、これぞディスコ!と言われる定番の名曲。
「レッツ・グルーヴ」
イントロから繰り返されるヴォコーダーのリフが有名。独特なPVは様々なアーティストからパロディにされている。
「セプテンバー」
説明不要の名曲。ダンス音楽の最高傑作の一つ。