1941年10月13日、ユダヤ系アメリカ人のポール・フレデリク・サイモンはニュージャージー州ニューアークに生まれる。ルーマニア系ユダヤ人のアート・ガーファンクルは1941年11月5日、ニューヨーク市クイーンズに生まれる。
1957年、小学校からの親友であったポールとアートは芸名で「トムとジェリー」を結成。一時解散するも1963年に再び再結成。「サイモンとガーファンクル」としてアルバム「水曜の朝、午前3時」を発表。売上は芳しくなかったもののプロデューサーが収録曲「サウンド・オブ・サイレンス」にギターやドラムを無許可で加えて発表し、大ヒット。
その後、「サウンド・オブ・サイレンス」、「スカボロー・フェア」収録の「パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム」などを発表。一躍人気デュオとなる。
映画「卒業」への楽曲提供を経て、1968年、コンセプトアルバム「ブックエンド」を発表。フォーク・ロックから飛躍し、人生を表現しようと試みた。
そして1970年、同名の代表曲を収録した「明日に架ける橋」を発表。「ボクサー」、「コンドルは飛んで行く」など多くの名曲を含んだ傑作となった。
その後、7月に行われたフォレスト・ヒルズ・スタジアムでのライヴを最後に活動を停止した。
これまでに再結成はされたものの、新作の発表は成されていない。
「サウンド・オブ・サイレンス」
グループの大躍進のきっかけとなった、フォークを代表する一曲。
「ボクサー」
タイトルそのままボクシングのテーマソングとなった。特徴的なコーラスが有名。
「明日に架ける橋」
数多のカバーを生み出した代表曲。意味深な歌詞はドラッグについて歌っているとも言われている。