
佐野市でカレーメインのレストランを営んでいる神谷カフェさんが、今回の新型コロナの影響下、お弁当に力を入れ始めました。もちろんカレーを使ったお持ち帰り弁当がメインですが、今、「本気の海苔弁当」に挑んでいます。
使っている海苔は、宮城県の今野商店さんの美味な海苔。こちらのお店の海苔ソムリエの資格を持つ社長さんに嫁いだのが私の姉の親友という事で、ずーっと美味しい海苔とお付き合いさせていただいています。
今野商店さんも東日本大地震の後、お店や倉庫の被害がひどく、仮店舗での営業を余儀なくされていました。当時、「神谷カフェ」の前身である「結屋」のオーナー恭子さんから、復興の応援をしたいという事で今野商店さんの海苔をご紹介しました。
あれから恭子さんはスパイスの勉強をして、インドだけでなく世界各地の本格的なカレーのお店「神谷カフェ」を作りました。
彼女の研究熱心さ、アイディア力と行動力、細やかな心遣い、そして瓜二つの可愛い娘さん、全てが花開いて常にお店は賑わっていました。
しかし、今年に入りジワジワとコロナ自粛が佐野にも伝わり、各レストランがtake outに力を入れ始め、「神谷カフェ」もカレーの持ち帰り商品を増やしていったようでした。
陰ながら応援していた私に彼女から「以前、ご紹介頂いた海苔が美味しかったので、また購入して神谷カフェの海苔弁当を作ろうと思います❣️」と相談がきました。
何と美味しそうな話でしょう!美味しい話は待っていられません(笑)
すぐに今野商店さんに連絡を取って、10日ほどで「本気の海苔弁当」が完成!
早速、家族でいただきました♪
この海苔弁当の凄いところは
・海苔ソムリエの選ぶ本気の海苔弁用海苔。(食べやすいように㊙︎な工夫が施されているのです)
・添付されているのは自然派発酵調味料、大分の原次郎左衛門の鮎魚醤。(クセがなく本当に美味!)
・地元のお豆腐屋さんのおからや豆乳、春代表のたらの芽を使った惣菜。
・最近の佐野名物、ソースを使った「黒唐揚げ」(私は神谷カフェのが好きです☺️)
などなど…
そして、以前から環境に負荷をかけない材質のパッケージにこだわっていて、今回の海苔弁当には「ファルカタ」という木のように見えるけど実はマメ科の草で成型された容器を使っているそうです。
さて、実食です。
まず蓋を開けた瞬間に海苔のいい香りがふわっとして気分が高まります。そしてどれを食べても「じわる感じの美味しさ」という謳い文句通りの美味しさでした!
今回のコロナ禍。人と直接会えなくなっていますが、まだまだ心を繋ぐ方法はありますね。
震災から復興はしたけれど、まだまだ大変な宮城の今野商店さん。大分で本当に美味しいものを追求し続けている原次郎左衛門さん。そして地元の食材。
お弁当一つでもたくさんの方と繋がれることを感じました。
これからの不安は尽きませんが、医療関係者にこれ以上迷惑をかけないように、自分の免疫力と心を強くして頑張りすぎずに過ごしていきましょう。

メモ:お弁当を止めてあった金ゴムで、折りたたむだけの私でも出来るハンカチマスクを作成しました😊
無症状の感染者かもしれない自分の菌を拡散しないためであれば、これでいいのではないかと思う今日この頃です。
ライツフォーグリーン共同代表 上岡 七生美