7月4日19時~オンエアの「RADIOBERRY SDGs CONNECT」で選局した楽曲のSDGsコンセプトのご紹介をしています。オンエア後、1週間はradikoのタイムフリーでお聴きいただくことができます。お楽しみください。(RADIO BERRY SDGs CONNECT | radiko )
One Love
日本ではCMで耳にすることが多いレゲエを代表するボブ・マーリーの名曲「One Love」は1977年に大ヒットした楽曲だ。
歌詞は人々が一つの愛、一つの心のもと集まれば大丈夫という内容。
ボブ・マーリーが扇動したラスタファリ運動、人種など関係なく人々は一つになれるというメッセージを全世界が知るきっかけになった。
オリジナルは1965年自身も所属するウェイラーズ名義で録音された。スカからレゲエへの変化が感じ取れて興味深いので聴き比べてみてもいいだろう。
Ebony and Ivory
「鍵盤の上では白と黒は隣同士なのにどうして現実の僕たちはいがみ合ってしまうのだろう」というメッセージを訴えるこの曲は1982年発表された。
ともに白人と黒人を代表するミュージシャンであるポールとスティービーが夢の競演を果たしたこの曲は当然ながら大ヒット。
以前にも白人と黒人の融和を訴える作品はあったが、一般的になったのはこの曲の影響だろう。
その後ポールと「セイ・セイ・セイ」などで競演したマイケル・ジャクソンは「Black and White」というこれもまた名曲を発表しているが、白鍵と黒鍵という比喩から直接的な表現に変化していることに注目したい。
構成 / 上岡賢