1月7日、首都圏の1都3県に新型コロナ感染症の緊急事態宣言が発令されました。これから一か月、不要不急の外出を控え、8時以降の飲食店の利用も難しくなります。
コロナによる外出自粛が高齢者の認知機能の低下をもたらす可能性については当サイトでも何度となくお伝えしてきました。
こうして外出自粛が続く現状を何とかしないと日本社会はいずれ認知症患者の急増に悩まされることになります。この困難な時期を乗り越えるためには個々人の創意工夫がとても大切です。
ステイホームで外出がしづらくなるなか、オンラインのツールを活用することで、コミュニケーションの活性化を狙う取り組みが多く出てきました。
オンラインでのライブなども頻繁に行われるようになり、高齢者でも参加しやすい楽しみも増えてきました。
そうした様々な情報が共有されるSNSで高齢者の利用が多いのがFacebook。80歳を越える人たちが近況を共有する姿もよく見かけます。
コミュニケーションを活発にする多様な機能が搭載されているのがFacebookの特長。遠くに住んでいて普段は会えない家族や友だちと会話を楽しむことができるようになっています。
こうした機能の一つに「グループ」というものがあります。
仲の良い友だちを誘って、YouTubeの音楽や画像をシェアして一緒に聴いて楽しんだり、その曲に対する感想などを語りあったりすることができます。
この「グループ」には誰でも参加できる設定もありますが、プライベートを選択しておけば懐かしい思い出なども家族、知人と共有して楽しむことができます。
その場からビデオ通話を楽しむことが可能なので、実際にみんなと話したいとなった時にも対応が可能です。
コロナで元気を失いがちな今だからこそ、SNSをうまく活用して音楽を楽しみたいものですね。
文/上岡裕