昨年から佐野市立城北小学校で環境の授業をしています。
7月、小学校5年生の総合学習としてマダガスカル支援の授業をしましたが、その際、次の授業で体験型の授業をして欲しいとお願いされ、5年生4クラスに食品ロスの体験事業を実施しました。
生活困窮者を支援するために実施するフードバンク活動のなかで、寄付されたお菓子が余ることが多いと聞いていたため、フードバンク北関東さんにお願いをして116人分のお菓子をご寄付いただき、美味しく食べられるものが捨てられている日本の現実を伝えました。
「すっごく美味しい〜」と盛りあがった後、この商品は捨てられる可能性があったものだよ!と伝えると「もったいな〜い」の大合唱。
校長先生や学校ボランティアの方たちと、子どもたちが自発的に家庭で余っている食品を集め、フードバンクに寄付するような取り組みに発展したらいいね!と話しあいました。
あまっているお菓子を活用して普及活動をし、日々の暮らしに不可欠な食品関連が集まる仕組みを小学校からつくれたらおもしろそう。
城北小の授業はこれで一段落ですが、ESD(持続可能な開発のための教育)のモデルとして使えそうなテーマなので、来年に向けてしっかりとフォローをしていきたいと思っています。