世界最貧国の一つ、マダガスカルの事業を始めて4年が経った。
この事業を始めると同時に自分の父母の介護が必要になり、認知症ケアの活動とダブルで手がけることになった。イベントなども同時並行で手がけることが多い。
認知症の方は徳光和夫さんやソニーミュージック、日本認知症予防学会と関係ができ、自然に転がり始めるところまで成長した。これまでは個人の力技で手がけることも多かったが、あとは自然な流れで進められると思う。
❝高齢者に音楽を!❞ 渋谷区で認知症予防のモデル事業が始まります。
マダガスカルも外務省TICAD7事務局からパートナー事業への誘いを受けるくらいに、そこそこ話題になってきた。
だが、こちらはここからが正念場だ。
マダガスカルは国民の9割が2ドル未満で1日を暮らしており、ひとたび異常気象などの被害が起こればその脆弱な暮らしから難民化する可能性が高い。現地で起きている森林破壊や、地球温暖化による影響を世界に伝え、先進国から資金を集め、適応の対策を施していく仕事が待っている。
日本国内で地歩を固めたら、タイなどとの関係も強化し、国際的な支援を受けられるところまで活動を成長させたい。そうでなければしっかりと結果も残せないし、僕らが関わる意味がない。
そのステップの一つがTICAD7への出展になる。
そこに向けて現地につくったNGOのマダガスカル・みらいのスタッフのキャパシティビルディングも含め、次なる展開を構想中だ。昨日も一つ、その企画が巣立って行った。
今週末は岐阜県郡上市にマダガスカル関係者が集まってくる。そこに【音楽でSDGsを!】の仲間たちを送り出す。
コロンビア・マダガスカルのラグビー女子セブンズ代表が郡上市を訪問!
彼らの頑張りで次の展開に大きな弾みがつけばとてもうれしい。
上岡 裕