NPO法人エコロジーオンラインでは昨年から「アクション!SDGs」をテーマに、様々な地域で活動をしてまいりました。
多くの人が貧困に苦しむマダガスカルでは、里山エネルギーを活用したエネルギー支援や森林環境教育。超高齢化社会を迎えた日本では音楽を活用した認知症予防。地域の担い手不足に悩む長野では、里山保全と障がい者雇用をつなげる取り組みをしています。
また、文部科学省と環境省が推進する、教育現場でのSDGsプログラム「持続可能な開発のための教育(ESD)」では、地域ESD活動推進拠点として、栃木県内の学校教育におけるSDGs教育の推進を担ってきました。
このたび、エコロジーオンライン理事長の姉・上岡陽江が代表を務める日本薬物政策アドボカシ―ネットワーク(NYAN)と組み、地球環境問題、難民支援、薬物と人権、ジェンダーなどの幅広い分野について協働する体制をつくりました。NYANは国連麻薬特別総会に政府代表団顧問として参加するなど、薬物政策をつかさどる海外NGOと連携し、日本政府に対する政策提言も行っています。
SDGs活動に関してのご相談、講演、コーディネートなど、お気軽にお声がけください。
エコロジーオンライン「アクション!SDGs」講師陣
上岡 陽江(Kamioka Harue)
日本薬物政策アドボカシ―ネットワーク代表/
ダルク女性ハウス施設長/精神保健福祉士
10代から処方薬依存・摂食障害・アルコール依存を経験し、20代半ばで回復プログラムにつながる。1991年に薬物・アルコール依存をもつ女性をサポートするダルク女性ハウスを設立。依存症の母親とその子どものための包括的な支援に注力。当事者への支援に加え、援助職者のための研修、グループワーク、スーパーバイジングなどにも従事。2018年より、東京大学熊谷晋一郎研究室にて協力研究員として、当事者研究事業に参加。
古藤 吾郎(Koto Goro)
日本薬物政策アドボカシ―ネットワーク事務局長/
NPO法人アパリ ソーシャルワーカー/精神保健福祉士
2005年に米国コロンビア大学大学院にてソーシャルワーク修士課程修了。薬物使用への支援のあり方、ソーシャルアクションについて学ぶ。アパリ(アジア太平洋地域アディクション研究所)では薬物を使用する人のためのホットラインを担当し、東京都精神保健福祉センター・保護観察所ではグループワークを実践。
また、日本在留難民の生活支援(2017年まで)、DV加害者男性教育プログラムにも従事。
上岡 裕(Kamioka Yutaka)
エコロジーオンライン理事長
国際基督教大学を経て、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント入社。1991年にフリーライターに転身。2000年3月、環境情報の発信をメインとしたNPO法人エコロジーオンラインを設立。インターネットを核に環境省、林野庁、ソニー株式会社、東京都などと、数多くの協働事業を手がける。その後、東日本大震災や熊本地震などの被災地支援を展開。マダガスカルでの里山エネルギースクール設立など途上国支援につなげている。