9月18日、長野県飯山市の「いいやま里の家」において、「飯山林福連携推進協議会」の第一回会合が開催された。
エコロジーオンラインを中心に構成するネットワーク組織「里山ウェルネス研究会」では、緑豊かな飯山の地において、里山保全事業を推進し、その事業を通して障がいを持った方に仕事を生み出し、健常者とともに働く場づくりを手がけていく。
その目的を達成するため、地域自治体や各分野の専門家などに集っていただき、当研究会の活動に対する指針を与えるのが、飯山林福連携推進協議会の役割となる。
第一回目となる協議会には、名古屋から中部環境事務所、EPO中部をサポーターに迎え、長野県、飯山市からは林業、福祉の担当課がオブザーバーとして参加。本事業の中心的な役割を担う「ログファイヤー」の製造過程の見学や、環境省が手がけるSDGsのモデル事業としての役割、今後の活動についての情報交換を行った。
環境課題と福祉課題を同時解決するという、SDGsの先頭を走るテーマを持つ事業であり、すでにメディアなどで話題になっていることから、地域向けの説明会を開催するなど、しっかりとした情報提供が必要だという意見が出され、その対応を行うことを確認して協議会は終了した。
次回の協議会は10月4日、福祉の観点から本事業の役割を確認する内容での実施を予定している。
文 / 里山ウェルネス研究会事務局