ニンテンドースイッチの「リングフィットアドベンチャー」をやり始めて1年以上が経った。
プレイ日数は320日を越え、運動負荷は最高ランクの30、レベル298まで成長した。
様々な成人病のきっかけとなる「生活習慣病」の予防には運動をすることが不可欠と言われる。
現在61歳の自分も、ランニング、ウォーキング、ヨガ、プランク、気功など、様々な運動にチャレンジして来た。
それぞれ続けるのに苦労して最後に残ったのがウォーキングだった。
今でも心地よい天気の日などにはウォーキングを楽しむのだが、コロナ禍でマスクが義務付けられるようになってからは楽しいものではなくなってしまった。
そこで始めたのがこの「リングフィットアドベンチャー」だった。
何度かそのチャレンジについてこのブログでも書いてきたが、ここまで続くとは自分でも思わなかった。「ステイホーム」という要因はあったとは思うが、大学時代のようなカラダをとり戻せたことは感謝でしかない。
テレビゲームは高齢者の健康づくりにつながるか?
自分がここまでのめり込んだのは父と母の認知症の介護体験があったからだ。
父母の認知症の症状が進んだタイミングには因果関係を感じる象徴的なことが起きた。父の場合は自転車で転倒し、母は歯科治療で多くの歯を抜かれて入れ歯になった。
それまでは健康であってもちょっとしたことで高齢者は介護が必要な状態になる。そのちょっとしたことを減らすためには日頃からの準備が大切だと痛感したのだ。
運動も続けられれば良いに決まっている。だがそれが続かない。自分ひとりでもストイックに運動ができる人は問題はない。だが、自分のような一般人はそうはいかない。何らかのインセンティブが必要になる。
ここにゲームが登場する。
自分の世代は高校時代にインベーダーが流行った世代だ。社会人になってニンテンドーのファミコンを手にした。自分より20歳若い40代の人たちは「ファミコンネイティブ」と言える。彼ら以降の家族は子どもと一緒に、孫と一緒にテレビゲームの楽しんだ世代だ。
自分は認知症予防の活動もしているのだが、そこでよく聞くのが40代50代から予防を始めて欲しいという言葉だ。認知症の6割の占めるアルツハイマーは約20年かけて進むと言われる。だからこそ早めの予防が必要になる。
認知症予防というと高齢者をターゲットにしたようなプログラムが多い。脳トレなどのゲームもカラダを動かすことがないので運動機能の低下の予防にはならない。「リングフィットアドベンチャー」のような運動ゲームができたことが課題解決のきっかけとなるのではないかと思うのだ。
様々な環境で、様々な運動をしながら、アイテムを集めてゲームを有利に進めて行く。
これだけでもかなり予防効果は高いと思うのだが、脳トレ的な要素が加わってくると完璧に近いモデルになると思う。
知ってか知らずか、ニンテンドーは社会課題の解決に寄与している。これは言い過ぎだとしても自分にとっては大きな貢献につながった。まさにゲーム的要素で問題の解決を図る「ゲーミフィケーション」の典型と言えるだろう。
上岡裕
佐々木 美智子
2022年8月13日の早朝、18歳5ヶ月になる愛犬が亡くなりました。
可愛い目を開けて、微笑んでる様に穏やかで綺麗な顔でした。
仕事して帰宅すると今まで当たり前のように抱き上げ愛犬の頭を撫で今日はどんな日だった⁇と話していました。
今でも毎日1人で泣いてますが、私の身体とペットロスを心配して取り寄せてくれたのがこのゲームです。
優しい息子が買ってくれたリングフィットネスアドベンチャーを使って元気な身体を維持していきたいと思っています。