自分が理事長を務めるNPO法人エコロジーオンラインは現在、セイロン瓜のグリーンカーテンを高齢者の熱中症対策として活用してもらう取り組みをしています。シニア世代を中心に30以上の家庭に苗を配布。夏の酷暑をグリーンカーテンで乗り越えてもらう準備をしています。
こういう事業をやる場合、NPO側でグリーンカーテンのマニュアルをつくることもありますが、多くの場合、関わってくれるシニアの皆さんの方が野菜の栽培に詳しく、逆に教えを請うことが多くなります。
高齢者向けデイサービスを提供する「ステップパートナー」さんにも10本の苗をお渡ししましたが、ここでも施設長の後藤さんが利用者の田中さんを紹介してくれました。昨年もこの施設で手がけたゴーヤのグリーンカーテンを指導してくれたそうで、すでにセイロン瓜(ヘビ瓜)の栽培経験もお持ちです。僕らにとってはとても頼もしい存在になります。
高齢者の熱中症を予防! グリーンカーテンの苗をお届けしました
シニアのみなさんが元気にボランティアをしてくれるということは、僕らのようなNPO法人にはとてもありがたい話ですが、ボランティアをするご本人にとっても素晴らしい効果をもらたします。
高齢者の方が地域の活動に参加すると認知症予防につながり、なかでも「役職」を担うと、さらに認知症リスクが下がるということが研究でも明らかになってきました。
地域活動で「役職」担う高齢者 認知症のリスク減
シニアの人々が自分の得意技で社会に貢献する未来
少子高齢化の波のなかでボランティア団体も事業の継続が難しくなる団体が多くなってきました。若い人たちにつなげようにも地域に若者がいないのです。
一方、人生100年時代に入り、60歳を過ぎても若々しいシニアの方たちが増えてきました。この人たちがボランティアをしてくれるようになれば、多くの団体の事業が継承される可能性が高まります。
新たにボランティアをしたいシニアの人を増やすためにも、ボランティア活動の楽しさも随時、情報発信していこうと思います。
"スリランカとの絆" セイロン瓜のグリーンカーテンが成長して来ました。 | コンテンツフォーケア
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