
エコロジーオンライン事務局の七生美です。
姉の上岡陽江が代表を務めるダルク女性ハウスを久しぶりに訪問してきました。
一時期、ゴスペルを歌うお手伝いに行っていたので、スタッフの皆さんとも「お久しぶりです〜」と挨拶しつつ、改めて女性ダルクのお話を聞いてきました。
30名ほどが登録している女性ダルク。
日々の活動で行われているミーティングでは、暴力や薬物など様々な事情を抱えた女性たちが語り合います。
基本的に「言いっぱなし」「聴きっぱなし」で、非難や批判をせず、お互いの経験を分かち合い、また、その場で話されたことは、他の場所で話すことは禁じられているそうです。
緊張感のある人生から少しずつ「自分がいてもいい居場所、リラックスできる場所」になっていく。
自分や子どもに何かあった時、どうしようもない状態になった時にはスタッフが駆けつけてくれるという信頼関係が、さらに安心感を与えてくれています。
「子育てサポートBOOK」という、ダルク女性ハウスが2018年にまとめた冊子をいただきました。
頼る人がいない孤立した状態で赤ちゃんを育てることは容易ではありません。
私は幸い母など頼れる家族がいたからどうにか育てられましたが、それでも赤ちゃんと2人きりになると、どう扱ったらいいかドキドキした記憶があります。
可愛らしいイラストの冊子ですが、中身はかなり心に響く体験談が多く、全ての人に読んで欲しい内容です。
どこかで見かけたらどうぞご覧ください。
子どもを育てることはとても大変なことです。国や自治体にはもう少しがんばって母親に(父親にも)寄り添った、安心して子どもを育てられる体制を整えていただきたいと切に願います。




